2009年8月2日日曜日

雨粒のサイズ

Raindrop Sizes Surprises : Scientific American Podcast

突然の土砂降りに遭ったとき、雨宿りの場所めがけて走っているあなたに襲いかかる雨粒の大きさについて考える人はいないでしょう。しかし、物理学者達は考えるんです。そして物理学者達は、人々の頭上や地面に落ちる雨粒は雲から落ちる時の大きな粒の残骸であるという結論に達しました。

雨粒は嵐の中でも様々な大きさをしています。科学者達はこれまで、観察されている大きさの分布となるためには、雨粒は落ちながら互いにぶつかり、砕けたり、結合したりしていると考えていました。最近、フランスの科学者チームが高速撮影カメラによる雨滴の撮影映像を発表しました。そこで科学者達は、雨滴が落下方向と垂直な方向(地面と平行な方向)に広がっていくのに、雨滴どうしがぶつかり合う必要が無いことを発見しました。雨滴の広がりは、雨粒単独が断片化することでも起こるのです。この結果はNature Physicsのオンライン版にて発表されました。

高速撮影映像により、水滴は、初めは落ちていくにしたがい平らになることが示されています。急降下していく「ホットケーキ」はさらに薄く広がり、ついには空気を包んでいきます。それらは空気でふくらんだ小さなビニールの食品用バッグ(=レジ袋)のような形をしています。袋がある程度大きくなると、はじけるのです。そして(雨粒は頭上に降り注ぎ、結局)何故今傘を持っていないのか不思議に思うという分けです。

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ちょっと前7/21のPodcast.

これは面白い。

雨粒は空気抵抗の力だけでどんどん広がり、分裂していくという直接的証拠が得られたという分けです。雨粒同志がぶつかり合わなくても良いと言うことが分かったんですね。雨粒の形成過程は思ったよりずっと複雑な現象みたいです。高速度撮影映像から詳しい原理が分かれば、色々面白い事が分かるんでしょうね。将来的には人工降雨技術とか、ドライフォグなんかの技術の基礎となったりしたら更に面白いかもしれないです。

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  • get cought in a downpour : 大雨に降られる
  • the shattered remains of… :粉々に砕けた・・・の残骸
  • coaleasce into… : ・・・に結合する
  • footage : 映像、撮影された画像
  • fragmentation : 分断、断片化
  • reveal : 判明する、暴露する(★★)
  • plummnet : 急落する、急落すること
  • pancakes : ホットケーキ
  • grocery bag : 買い物かご(特に食べ物を入れる)

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