Hot Rocks Were Technology Revolution: Scientific American Podcast
Science誌の記事の研究によって、初期の人類が70000年前に岩石を火で処理していたことが示唆された。
初期の人類は石器を作るのに岩石を剥がしていただけではありませんでした。8/14日に出版されたScience誌の記事によると、彼らは火を使い石を処理しより洗練された石器を作っていたのです。
約72,000年前、アフリカ沿岸にいた私たちの祖先は、セメント状の土であるシルクリートから石器を作ってたのです。遺跡発掘現場から、光沢があり、極めの細かい、赤みを帯びたシルクリートが発掘されました。これはその土地に元からあった岩石が表出したものではありません。Cape Town Universityから来た研究者達は、数年前までより研究に値するに十分な大きさの破片を発掘できていませんでした。そのときArizona State Universityの同僚が、これらのシルクリートの破片が米国南西部の加熱処理された石器を連想させる事に注目しました。
研究者達は炉を準備しシルクリートのサンプルを高温下に晒しました。次の日、シルクリートは初期の人類が使用した石器と良く似た外見をしていました。シルクリートは簡単に剥離するようになっており、より複雑な道具をつくる基本的な材料となります。現在まで、火で処理した石器が使用されたのは25,000年前のヨーロッパであると考えられていました。この発見によって、火で処理した石器の起源は数万年前のアフリカまでさかのぼることになります。そして南アフリカの海岸こそが「プロメテウスの火」がもたらされた場所なのかもしれません。
南アフリカで最古の熱処理された石器が発見された・・・かもしれないという記事です。具体的には発掘現場から出土したシルクリートの破片が、シルクリートを実際に焼いたものと酷似しており、また、加工がしやすく、より複雑な道具を作る際の材料として使われて板かもしれないという事になります。実際に発見されたのは石器の破片かも知れないものということで、本当に石器だったのかは要調査でしょうか。
- chip away : 少しづつ削り続ける、はがれる、削れる
- treat : 取り扱う
- fashion : ある特定の時代での行動様式、服装など
- coastral : 沿岸の、海岸の
- silcrete : シルクリート(珪質の岩石)
- soil : 土、地殻の表層土
- archeological : 考古学的な(archeological site : 遺跡発掘現場)
- reddish : 赤みを帯びた
- outcropping : 岩礁、岩石が地表に露出したもの
- remark : 感想を述べる
- fire pit : 炉
- bury : 埋める、埋葬する
- flake : はがれ落ちる
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