2009年8月22日土曜日

レジ袋の禁止は上手く行くのか?

Does Banning Plastic Bags Work?: Scientific American Podcast

一年前から中国でのレジ袋の使用は減少している。しかし、完全に無くなったわけではない。

レジ袋は究極の使い捨て商品です。食料品を運ぶのにたった一度使われそのあとは大抵、目障りで永続的な公害の源として第二の人生を送ります。それ故、国家や政府の代表者達はレジ袋の禁止や消費者に課金を強制するような措置を取ってきました。そのような国の中で圧倒的に大きいものが中国です。

規制は昨年の6月のオリンピックから始まっていますが、その実績に関しては混迷しています。Bai si wu ran-「白い公害」は一見減少しているように見えます。しかし「禁止」することより綺麗に片付ける事をしなければならないかもしれません。

中国政府が全面的な使用禁止を通達したとしても、レジ袋は特に地方を中心にやはり使用されています。違法にレジ袋を作る小さな工場を造るのは簡単で、取り締まるのは大変難しいです。各地方の小さな業者達は、規制はもはや実効的には働いていないと考えており、それは北京のような大都市にまで及んでいます。

International Food Packagin Associationの調査でレジ袋がゴミとして出された量は昨年と比較して10%減少しており、中国政府はスーパーマーケットだけでもレジ袋は60%も削減されたと説明しているにも関わらず、約400億個もの小さなレジ袋が木々や川岸などの至る所に落ちている事が分かりました。中国政府の究極的な目標はレジ袋がきちんとリサイクルされるように使われる事です。

レジ袋は直ぐには無くならないでしょうが、次第に目立たない存在にはなりつつあるようです。


Sixty-Second Earthの記事。

レジ袋問題は大変根深いというか、複雑というか、色々考えさせられる問題です。

究極的にまで効率的に生産されるレジ袋がエコバッグと呼ばれるものと比べて本当に環境に優しいのか、難しい所です。エコでビジネをしている所からいいようにカモられてる様な気もします、ある程度丈夫に作ったレジ袋を大事に使えば良いんじゃないかと思いますが、そうするとレジ袋を作っている人達の事業がペイしないかも知れないわけで・・・。だれか頭の良い人達に真剣に考えてもらい、どうすれば最善なのかわかりやすく説明してもらいたいところです。

それはさておき、記事の内容は、中国でのレジ袋の規制が上手く行っておらず、地方から都市部まで、違法にレジ袋が流出しており、正式にゴミとしてだせないものだから不法投棄され、結局公害の元となっているという物でした。

罰則のみに基づく規制が如何に難しいか物語っています。


  • by no means : 決して~でない ★
  • throwaway : 使い捨て用品
  • tote : 荷物を運ぶ
  • groceries : 食料・雑貨類
  • second lives : 第二の人生
  • eyesore : 目障り、見にくい
  • by far : 当然、圧倒的に ★
  • go into effect : 変化、効果がある
  • track record : 実績
  • tidy up : 綺麗に片付ける
  • admit  : 許す、余地がある、認める ★★
  • be banned outright : 全面的に禁止する
  • remote area : 辺鄙な地域、地方
  • churn out : 大量生産する(churn : 攪拌する、激しく動かす)
  • contraband : 密輸品、禁制品
  • police : (他動)治安を維持する、取り締まる
  • hand one out : 配る、分配する
  • make one’s way into… :

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