Really Mass Media: Scientific American Podcast
携帯電話やインターネットでニュースを読む人が増加し続けています。ロンドンで先週行われた行われた科学ジャーナリストの世界会議にて、マサチューセッツ工科大学のKnight Scuence Journalism Programの主催者であるPhilip Hilts氏が世界のインターネットと携帯電話の使用状況の概説を行いました。
「インターネットの使用者、購読者は15億~20億人に達します。議論のポイントは、北米ではインターネットが普及しているが、アフリカではそうではない所であり、人類は二つの異なる惑星に分かれて暮らしているような状況である事です。実際に、アフリカでの普及率は5.6%であり、アジアでは17%という状況ですが、この数値は急激に変化しています。現在アフリカでは12倍の速度で成長しています。アジアではおよそ6倍の速度です。普及していない場所でこそ最大級の成長があるのです。」
「携帯電話でニュースを読むことは、スマートフォンの世界的普及や、アフリカに通信ケーブルが敷設され利便性を受けられつつあるように、いままでは存在しないものでした。1980年には1120万台の携帯電話があり、普及はゼロ(ゼロ同然)でした。そして、現在の普及率が60%であることから判断すると、41億人の購読者が存在します。中国、インドは地球における携帯電話使用の中心地でしょう、それはアメリカ、ブラジル、日本、イギリスから続いて、そうなりつつあるのです。」
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携帯電話、インターネットによるニュース購読が、その普及率から見て、最大規模のマスメディアになりつつあることを指摘しています。
この手の話は昔から言われていますが、ネット・携帯大好き人間(・・・とマスコミ嫌い人間)の印象から来る希望的観測であるような話が多かったです。
具体的な数字で論拠を示されると説得力が増します。
しかしながら、途上国では、そもそも工業化やインフラ整備もままならない国が多いわけで、そういった状況で携帯電話やインターネットのように、非常に高度な有線通信インフラが必要なメディアが直ぐに普及するものでしょうかね?まずはテレビ・ラジオの様な電波によるメディアが普及するような気がします。高度な有線通信メディアはその後かな・・・と。加速度的な成長も直ぐに頭打ちになったりして・・・と思うのですが。それとも都市部への人口密集が数値上の普及率を押し上げていくのでしょうか。
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- ever increasing numbers of people : 現在までの人々の増加(何かに関連する人々の増加と言った意味で、population=人口の増加といった意味とは違ってそうだ)
- consume : 消費する(consuming (adj) : 破壊的 だって、へぇ)
- via the internet : インターネットを通じて (via (prep) : 経由で、通じてなど、throwに似た意味だが、人とかでは無く、インフラ的なものの場合に使う事が多いのかな。辞書の用例を見るとそんな印象がある。)
- subscriber : 購読者
- short in penetration : 普及の不足(short in… : ・・・の不足)
- penetration : 貫通、普及、洞察(言葉のideaが分かりにくいなぁ)
- core of… : ・・・の中心
- look at… : ・・・から判断する(Looking at… : で ・・・から判断すると)
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