Rain Zone Moving North: Scientific American Podcast
もしニューヨークに住む人に話しかけたとしたら、雨の話を聞くことになるでしょう。サイエンティフィック・アメリカンのあるニューヨークでは6月半ばから毎日雨が降っています。
まだ私たちは熱帯収束帯の中にはいません。熱帯収束帯とは、赤道の丁度北から太平洋にまたがった区域にあり、30000フィートに及ぶ暑い雲が年間13フィートに及ぶ降雨をもたらしています。
しかし、地球の最も雨の降る地域が、最終的には私たちの住む地域にたっするかもしれません。研究者は熱帯収束帯が年間1マイルに近い割合で北上しつつあることを”Nature Geoscience”誌にて発表しました。
これは非常に重要な事です。何故なら熱帯収束帯は熱帯地方に住む10億の人々に新鮮な水を供給しているからです。
研究者達は、太平洋のワシントン諸島について地殻の調査を行いました。ワシントン諸島は年間10フィートもの降雨量がある地域です。地殻のサンプルによってワシントン諸島はたった400年前には砂漠のような気候だった事を明らかになりました。パラオ諸島でも類似した状況があったことが分かっています。現在、パラオは熱帯収束帯の中心に位置しています。また、現在乾燥地帯の広がるガラパゴス諸島は、400年前には非常に湿気の多い気候でした。
21世紀半ばに差し掛かると熱帯収束帯が現在よりも75マイル以上北に来るだろうと、研究者達は予測しています。これは熱帯収束帯に関与している、関与するであろう人々にとって経済的、文化的な面で大きな意味を持つでしょう。
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熱帯収束帯なんてものがあるのを全然知りませんでした。実際は単に北上するだけでは無いでしょうが。気候変動は様々な規模で、様々なタイムスケールで起こるんだなぁと思いました。何故そんな事が起こるのかまで言及していませんが、ちょっと気になります。時間があるときにでもこの記事のソースになった情報を当たってみようかな。
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* intertropical : 熱帯気候の
* intertropical convergence zone : 熱帯収束帯(大気の循環により赤道付近に生じる低気圧帯。熱帯収束帯の周囲では気候が変動しやすく、積乱雲の発達や降雨が頻繁におこるらしい)
* equator : 赤道
* rainiest : 多雨
* eventually : 最終的には、結局は
* at a rate of … : ・・・の割合で
* reveale : 明らかになる
* arid : 不毛の、乾燥した
* profound(深い、意味のある) economic and cultural implications : 経済的、文化的に深い意味(含蓄、含意)
* climate : 気候
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